カテゴリ:夢想( 11 )

あらしのよるに

『貴方に出逢わなければ良かった』


そんな風に思った月も 一夜や二夜では無いけれど


ただただ今は 貴方に出逢えた事が


幸福です


ありがとう



貴方の傍に 今誰か大切な太陽は宿っていますか?




この丘から観える景色は とても見晴らしが良く広大で


感動もするけれど


ときたま 不安になる事もあります



荷物も背中にずっしりと重いけれど


たまに道端に置いては 道行く他の旅人と


言葉を交わし 旅の行方を健闘し合ったりしています




約束の場所で再会出来る事を 祈っています
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by m.deidrich | 2007-07-15 17:08 | 夢想

『楽園』

0と1のロンド


吹き抜ける風に乗る薫りは

何処かしら血腥い温度を運んで来た



楽園を観た事は在るだろうか?

あの場所に人間は住む事が出来ないのだよ

それは雲の上に立つ様に不確かな事なんだ



それでも君がその楽園を求めるならば

僕を屍にして 躯を踏みしだき

頂とするがいい



0と1のロンド


吹き抜ける風に乗る薫りは

何処かしら血腥い温度を運んできて

空に帰趨する
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by m.deidrich | 2007-06-10 14:01 | 夢想

Absolution

私達は あとどれだけの時を痛みに怯えながら

生きて逝かねばならないのだろう?



包み込む毛布の暖かさも

既にその身体は感じる事も無く佇んでいる



投げ掛ける言葉も想いも 所詮は脆弱で

虚構となりてその眼前を過ぎて行ったのだろうか




決してこれは誰かに投げ掛ける弱音などでは無い



私は如何しても遠視で 目の前が簿焼けてしまう


目の前を視るには眼を細めるしかないから

勘違いをされてしまいがち



だとしても 戦う事は止められないのだと想う


生きて逝く事を 諦める事は出来ないのだと想う


それがたとえ誰かの躯の上に立つ事だとしてもね



その意味は 自分で理解している意識はあるので

断罪は次の世界で受けようと想う


だから今 私は自らにAbsolutionを与えようと想うのだ
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by m.deidrich | 2007-05-29 07:18 | 夢想

Jahreszeit

それは人生の指標に似ている様に想う

人生の中で美しく輝く時は一瞬で
美しさというものは儚く散るのが相場である

しかし、終わりを迎えるという事は
始まりであるに他ならない

迎える年月によって薄く咲く事もあれば
鮮やかに狂い咲く事もあるだろう


二十歳のとき その後咲く花に影響する決断を下した
精神と肉体の一致をさせるかどうかの決断である

求める事を手に入れるのは容易い環境にあったし
それに踏み切る事に対しての抵抗もあまり無かった
だが 現在の私はその望むんだものを手にいれてはいない

年月を重ね 樹木が年輪を重ねる様に
人に重ねられる年輪を刻んだ自分を観てみたいと
思うに至ったからだ
ただ表面的な若さを求める様な人生は
おくりたく無いと想った

そうした背景には 己の周囲に
美しく重厚な年輪を刻んだ生き方を垣間見せてくれる
先生達に恵まれたからだと認知している

日々の歩みは確実にその日に近づいて行っている

望むものを手放した時に手にする事が出来る
大切なものがある事を知ったのだ


そちらの風景は如何でしょうか?
もし今 なにかその風景に違和を感じるならば
流れてみるのも一興です


大丈夫

来年も必ず咲く事が出来るから
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by m.deidrich | 2007-03-29 11:46 | 夢想

Ursprung

命の液体が対流する 揺籠の記憶


私達が 天国と言う場所にゆける存在なのであれば

そこは罪を背負った人々の手を握る場所ではなく

親愛なるあなたの中に還る場所なのでしょう



あそこでは観た事も無い様な

彩を観た様な気がします

優しく 柔らかい薫りがした様に想います

灯火に差し出した掌を眺めると

生きているのだと感じました



窓の外から観える風景は変わってしまいましたが

この場所からも櫻を眺める事が出来ます

また今年も出逢う事が出来ますね




私の蕾も ほんの少し色をつけ

花弁をひらこうとしています



また 春にあいましょう
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by m.deidrich | 2007-03-26 08:48 | 夢想

真空される部屋

先日、夢に関する記述をしたが
ひとつだけ、子供の頃から絶えず定期的に
見続ける夢がある




其処は 眼も眩む様な白い世界で 音も何も無い

広さも解らず 唯一認識出来るのは

その空間の中に 自分の意思だけが ぽっかり宙を泳いでいる

何も無い空間の中で意思は考える

この白い空間に ひとつ雫を落としたらどうなるのかと

しかしその行為自体は その世界に於ける罪悪の様な

認識があり 意思は葛藤する

圧縮されていく空気を感じ 意思はどんどんと小さくなってゆく

そんな空気に耐えかねて 意思はひと雫の色を吐き出す

時には黒であったり 紅であったり 碧であったり

白い空間に落ちたその色は 瞬く間に増殖 浸食を繰り返し

神経を逆撫でする様に 世界の色を変えていってしまう

意思はその罪悪に耐えかねて 収縮と膨張を繰り返すのだが

世界が染まってしまうのと同時に

意思もそれに飲み込まれてしまう




と、必ずここで目が覚める

ロールシャッハの様なimageの夢


皆さんもこの様に繰り返して観る夢あるでしょうか?
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by m.deidrich | 2007-03-18 09:05 | 夢想

STRAY SHEEP

この一年、よく夢を見る様になった

レム睡眠の状態である事が多いと言う事だろうが
夢を見る時間ほど睡眠を取れていなかった過去に比べれば
どちらかと言えば現在の方がマシなのだろう

そして観る夢も変化を来している
抽象的な夢から、より現実的な夢に移行しているのだ
稀に現実と見紛うばかりの夢を体験しては
酷い疲労感と共に覚醒を迎える


この想い出の色は、本来何色だったのだろう?
と、自問自答したりする


人生のターニングポイントになった人が
残していった本がある


『愛してくれて どうもありがとう

 忘れないでいてくれて うれしかった

 本当にあの夏は美しかった

 でも貴方には もっと美しい夏が待っているはず

 なくしてしまったあの人にとっては

 永遠にいちばん美しい夏だけれど

 貴方がそう決めるには あまりに早すぎる

 そうでしょう?

 幸せになって…心から祈ります』


想い出と言う名の開かない扉があるとしたら
その鍵を掛けているのは他ならない
自分なのかも知れない

いつだって鍵はこの手の中にあると言うのに

開けた瞬間にその想い出は
きっと光に透けた銀色の様に透明になる

忘れる訳ではなくて、自分に成るんだ


眠りの国と、うつつの国の境界線を

迷いながらも旅する子羊ポーは綿あめの様

縁日のふんわりと袋に入った綿あめを見掛けても

心がときめかなくなってしまったのは

一体いつからなの?
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by m.deidrich | 2007-03-17 07:20 | 夢想

Vision

抽象的なものが好き

そこに在るようで 触れ得ぬものが好き

そして 言葉で伝えられぬものが好き


夢の中に生きている訳では無い


遠くの更に遠くまで続く橋は 未だに建造中

届くかも解らぬ橋だけれど

ひとつひとつ意思を積み上げる

あれは蜃気楼かも知れないけれど

手を振る人にみえるから


最近観たいもの : h-art-chaos

最後に観たのは確か2004年『人工楽園』


最近観たくないもの : 背中

誰かが出て行く際の背中
何故か物悲しくなる
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by m.deidrich | 2007-03-06 01:46 | 夢想

ewige Wahrheit

時の中に住む人々は

他者の夢の中に陶酔する



我々は喜びを与えられたであろう



だけれど 二人が思い描いたかも知れない

永遠は

我々のものでは無く

彼らだけのものなのだろう




どうかそっと時を止めさせて…


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070207-00000154-reu-ent&kz=ent
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by m.deidrich | 2007-02-09 02:08 | 夢想

Qube

出口の無い迷路に迷い込んだ錯覚に陥ったが
そんな事はある筈も無いだろう

此処には自分の意志で迷い込んだ筈なのだ

記憶は曖昧 意識は朦朧

だけれど胸の中を焦がす篝火だけは やけに熱くて
浮遊するこの躯を この世界に留まらせる

真っ暗なこの場所から辺りを見回して
ひとすじの光を捉え その導きを頼りに歩みを進めれば
なんてことは無い
出口は 自らが迷い込んだ入り口であったと気付く

どうしようもなく呆れてみせたりもしたが
自然と自分の口角が 上へと引き上げられるのを感じた

想いを告げるその空洞は 三日月を象った


多様な価値観 痛み 想いが渦巻くこの世界で
笑う事が出来ているよ
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by m.deidrich | 2007-01-25 23:29 | 夢想